フレーザー島

世界最大の砂の島、フレーザー島。州南東岸の町ハービーベイの沖合いに浮かぶこの島は、全長120キロ、横幅は最大で30キロ、地球上で砂の上に熱帯雨林が生い茂るのはここだけです。80万年以上前から砂が堆積してできたこの島は、まさに世界遺産にふさわしいユニークな自然環境を今に伝えています。

この島をキガリ(K'gari=パラダイス)と呼び、5,500年以上前から住んでいた先住民ブッチュラ族。島内には考古学的遺跡や貝塚、「ボラ・リング」と呼ばれる儀式用の祭壇、石器など、ブッチュラ族の文化が今もなお残されています。西洋史上では、この島の発見者はキャプテン・クックとされています。島の名称は、当時有名な海難事故の主人公イライザ・フレーザーにちなんだものです。

TA_leatherpatch.jpg フレーザー島では、大自然の恵みがそのまま豪快なアトラクションになります。抜群の透明度を誇るマッケンジー湖のほか、ブーマンジン湖、アロム湖、砂丘に囲まれた雄大なワビー湖など、大小さまざまな湖が点在しています。真水が湧き出す小川イーライ・クリークや、自然の岩が作った「シャンパンプール」は水遊びに最適です。何色もの砂が堆積したカシードラル(Cathedrals)と呼ばれる砂の塔は、まさに大自然の芸術です。島内にはキャンプ場「セントラルステーション」、レンジャー駐在所もあります。 島の東側、ハッピーバレーのすぐ近くには、難破船「マヒノ」が静かに横たわっています。

数種の鳥の生息地ともなっており、ジュゴンやイルカ、ウミガメも、この島の美しさに誘われるようにやって来ます。毎年8月から11月にかけては、島の西端でザトウクジラの群れを見ることもできます。

フレーザー島へは、ハービーベイからグレートサンディー海峡を船で渡ります。到着後はガイド付き4WDツアーもありますし、島の西側の船着場からは徒歩で島内を行くこともできます。クルマを持ち込んでの豪快なドライブは大人気のアトラクションです(4WDのみ)。島への交通手段は、カタマラン船、フェリー、ヘリコプターのほか、飛行機をチャーターすることもできます。